『『十八史略』に学ぶ人生の法則』・・・伊藤 肇 (著)
2020年11月13日
2004年8月2日発行・・・2020年11月7日読みました
銅を磨いて鏡とすれば、
衣服や冠のみだれを直すことができる
昔の歴史を鏡として、これに映してみれば、
治乱興亡の因果を知ることができる
またすぐれた人を鏡とすれば、
自分の行を是非得失を知ることができる
・ 『帝王学の源流を求めて―十八史略を読む』
と題するカセット全集にまとまったが、
その講義録をそっくり活字にしたのがこの本である
・ 月一回ずつ、『十八史略』を朗読してみてわかったのは
「声に出して読む」ことが、いかに大事かということだった
・ いい文章とは何か
それは朗読できる文章のことだが “朗読”には二つの意味がある
一つは、自分に読み聞かせることである
一つは、他人に読み聞かせることである
第一章 権力者の反省
帝力何ぞ我に有らんや
・ 『十八史略』とは、中国歴史の入門書です
第二章 惜福の工夫
久しく尊名を受くるは不祥なり
第三章 人間の魅力
仁を好みて学を好まざれば、其の蔽は愚
・ 実践的な学問を教えたのが『論語』なのです
第四章 権力者の器量
富みては其の与うる所を視る
・ 帝王学には三つの柱があります
第一の柱、「原理原則を教えてもらう師を持つこと」
第二の柱、「直言してくれる側近をもつこと」
第三の柱、「よき幕賓をもつこと」
第五章 直言に関する三教訓
一国、争臣なければ殆うし
第六章 交友の原則
運命は性格の中にある
第七章 人材の素質
時務を識る者は俊傑に在り
・ 教養や、識見がなければ、真実は見抜けません
第八章 守成の時代
古より帝王、之を安逸に失わざるは莫し
第九章 後継者と大番頭
それ不才ならば君自ら取るべし
第十章 人生の原則
人を以て鏡となさば、得失を知るべし
・ 第一級の政治家は、第一級の歴史家の資格を要求される
さらに遠くの過去を見渡せる者は、それだけ遠くの未来を見渡せる
≪箱入り嫁のつぶやき≫
何回も借りて読んでいたらやっと頭に入ってきました(^^;)
漢字がたくさんは苦手なのですが、
スラスラ音読できるまで読み込んだら、
もっと自分のものになると思いました。
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コメント
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「仁を好みて学を好まざれば、其の蔽は愚」。
人が二人で「仁」、仁という文字好きです♡
投稿: ふーちゃん | 2020年11月13日 (金) 15時52分
こんばんは♪
何か難しそうな本を読まれているんですね!
私には無理です(^_^;)
音読のほうが身につくと言いますよね。
投稿: きっちゃん♪ | 2020年11月13日 (金) 21時41分
◆ふーちゃんへ
私も『仁』好きです(#^^#)
投稿: 箱入り嫁 | 2020年11月14日 (土) 10時46分
◆きっちゃん♪へ
こんにちは。
ちょっとしたきっかけで出会ってしまった本です。
漢字が読めない、内容が頭に入らない・・・
何回借りたことか(笑)
しつこく見ていたらなんかわかってきました。
これからも借りて眺めていたら、漢字に慣れるかな(≧▽≦)
投稿: 箱入り嫁 | 2020年11月14日 (土) 10時50分