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『池さんものがたり』・・・有限会社 リベット(著)

2016年6月22日

2015年11月15日発行・・・2016年5月8日読みました

地元、西条市小松町発! 「デイサービス池さん」10年間のおはなしです。
バラバラに、濃く・豊かに、老いを・ボケを生きる老人たち。
どうしようもなくて、どうにもならないほど、愛すべき老人たちと共にいます。

老人たちとスタッフたちが限りなく普通に暮らす「池さん」。
そこには笑いがあり、子どもの泣き声があり、
おいしい食事があり、そして別れがあり・・・。
                  ――内容紹介より抜粋――

pen 私の心に残ったこと
池さんという小さな家が10年もの間、
  ずっと変わらずに目指してきたもの  それは、「普通の暮らし」です

   どんなに障がいがあっても、どんなに年をとっても、
   どんなにボケた人でも、死を迎える人にとってさえ、
   「特別ではない毎日」ということにこだわり続けてきました

  ここで過ごす年寄りたちのように、たとえ身体が不自由になろうと、
   ボケようと、限りなく自由でわがままに、今まで通り変わることなく、
   生きることの喜びや楽しさを感じてもらえたらと思います

  誰もが老い、死を迎えます
   老いて迎える死は、限りなく自然で豊かで、残された人々にも
    満ち足りた豊かな気持ちを与えてくれるものでもあるのです

・ 「老い」を受け入れることは、並大抵のことではないだろう
・ 「一日を大切に生きること」は決して言葉でいうほど、簡単なことではない
   時には悩み、時には涙し、時にはもがき苦しむ
・ 綺麗に無感動に繕った人生は、老人の心を動かすことはできないだろう
   老人は、その老いゆえに、人の本質を鋭く見抜いてしまうからだ
   研ぎ澄まされたボケゆえに目の前の人の心のありかを見抜いてしまう
・ 「病院で死ぬのと家で死ぬのと、どこが違うのか」と病院側から問いかけた
   ためらうことなく息子さんが毅然と答えた 「空気が違うのです」と
・ 年寄りにとって栄養だとか食品の種類だとか、
   そんなものはあまり関係ないのだと確信する
・ どんなに弱っても、おふくろが点滴をする姿は想像できません
   酒が飲めなくなったら、それが寿命なのだと思います
・ 「生きること」は必ずしも喜びだけではないことを・・・・・
   「死ぬこと」は決して悲しみだけではないということを・・・・・
・ 子どもたち
   ⇒「お年よりや体の不自由な人を大切に」という100回の言葉かけよりも、
       ここでいろんな人たちと共に過ごす1日の方が、
       きっと大きな意味を持って、小さな心に刻まれると信じている
・ 今年の忘年会 「じいちゃん、なんか一言言うてや!」という私
   じいちゃんは、皆に向かって、ためらいなく、こういった
   「人間、生きるしかないんぞ」
・ 老人に対する過度な医療が、老人が「人として生きる」ことを遮っている
・ 人は母の胎内から生まれ出た瞬間に肺の中の水を吐き出し、
   最後の息を吸って、それを吐くことなく死んでいきます  
    ⇒吐いて始まり、吸って終わることは、まるで生と死が
      ひとつの輪で繋がっていることをあらわしているかのようです
・ 「わからなくなっても、ばあちゃんは堂々と生きればいい
   大きな顔をしとってください」という言葉を言える息子さんのすごさに、
   大きさに、私は涙が出そうになりました
・ 人生の最後をどう迎えるのか、この大きなテーマは、
   「今をどう生きるか」というテーマに繋がっています



≪箱入り嫁のつぶやき≫
愛媛の小さな町の小さなおうちで本当にあった物語です。
愛媛県西条市は、松山市に住んでいる私にはとても身近な場所です。
愛媛新聞で紹介されているのを見て、読みたい!と思いました。

421ページという分厚い本でしたが、
写真もたくさんあり、いつのまにか私も池さんの中にいる気分。
何回もページをめくらずにはいられない本でした。

☆もともと当たり前に生活していた人を、
  再び当たり前に生活をするために何が必要か考え、
  その生活を取り戻すために、私たちは存在する。
☆ちょっとした血圧の変化や栄養状態や数字で判断するのではなく、
  その日のお天気や気分を大事にしたい。
☆認知症によって言葉を失い、
  お箸の持ち方を忘れたことから出現する荒々しい行動。
  そのことに気づき、聞こえない言葉を聞き、
  食事が食べられるように工夫することで、
  その人は再び「食べる」という生活行為を行う「人」に戻ることができる。

気づけば、いつのまにか年をとっている両親。
仲良くしてもらっているお隣のおばあちゃんもはや88歳。
私も孫がいる年齢に。。。
「今をどう生きるか」 じっくり考える時期によい本と巡り合えたと思います。




※関連記事
医療と人と生きること 
 ――一部抜粋 P280~281――




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3.読書日記」カテゴリの記事

コメント

母も痴呆になったジッちゃんの祖母の面倒を見た
それは壮絶
私は中学生
年を取るとこんなに風になるのか?
母を尊敬
ジッちゃんもその話になると涙するよ
仕事人間で母に任せっきりだったと・・・・。

こんばんは♪

本当に「生きるしかない」です。
その生き方を考えないとと思いながらも
流されてしまっている毎日です…

cherry みゆきんさんへ

最近、自分の周りがどんどん変わってく。。。

それなりに自分も年をとってるわけだけど、

『生きる』ってこういうことなのかなぁ~なんて。


いろんな面で素敵なお母さんだったんだね(o^-^o)

cherry きっちゃん♪へ

こんにちは。

どうせなら

楽しくまっとうしなくちゃね(#^^#)

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